借り入れ

借り入れの種類
 
学生ローンでの申込みについては、新規店頭借り入れ、新規振り込み借り入れ、追加店頭借り入れ、追加振り込み借り入れ、店頭再契約借り入れ、振り込み再契約借り入れに分類される。
また、包括契約と個別契約とで、若干手続きが異なる他、信用情報機関の登録形式も異なる。
 
1.新規店頭借り入れ
店頭での借り入れは、原則包括契約となる。
また、本人確認書類として提出する身分証等は、振り込みより緩和され、借り入れ上限金額も優遇される事が多い。
信用情報機関への登録は包括契約でされる為、完済時には解約を求めない限り包括残ゼロ報告がなされる。
包括残ゼロ報告とは、契約はまだ残っているが残高はゼロである事を意味し、再契約の余地があることも示唆している。
もし、信用情報上、借りた形跡を一刻も早く消したい場合は、完済後即解約の申し出をし、解約の手続きを取ってもらう必要がある。
なぜならば、信用情報上の「ガイトウナシ」は、完済後5年が経過しないと更新されないからである。
包括残ゼロのまま放置すると、それだけ形跡が残る期間が長引く。
 
2.新規振り込み借り入れ
新規振り込み借り入れは、契約時は原則個別契約となる。
その後学生ローンから送付される契約書を記入の上、返送することで包括契約になる切り替わる事が多い。
もし、契約書を返送せず、そのまま完済に至った場合は、解約処理と同じ扱いとなり、完済時から5年が経過すれば「ガイトウナシ」となる。
提出する書類も来店より多くを求められ、利用限度額も少なめに設定されやすい。
 
3.追加店頭借り入れ
店頭における追加借り入れは、利用限度額の範囲内であれば面倒な手続きなしで受けられる。
利用限度枠の増額を希望する場合、新たな審査を受ける事になるが、この場合も利用者側が何かをするということはない。
新たな審査は、学生ローン側が信用情報機関を利用し、最新の他社借り入れ情報を取得するのみである。
 
4.追加振り込み借り入れ
新規振り込み借り入れ時に、契約書面を返送しないと受けられないケースが多い。
新規時は即日融資をウリとしている為、便宜上契約書面は後日送付すれば構わないが、追加となると便宜が図られるケースは少ないので、できるだけ早く返送しておいた方が良い。
契約書の返送が済んでいれば、利用限度枠の範囲内で面倒な手続きをすることなく借り入れができる。
 
5.店頭再契約借り入れ
前回分が完済してから何年も経過している場合、契約書面を新たに交わし、契約の更改がなされる事が多い。
よって契約上の手続きとして、身分証明書の再提出、契約書面の書き換え等、若干手続きに手間が掛かる場合がある。
また、学生ローンは年齢制限を設けている事が多く、場合によっては融資を受けられない事もある。
 
6.振り込み再契約借り入れ
前回完済時からあまり時間が経過していなければスムーズに融資は受けられるが、時間の経過が長期の場合、契約更改が求められる場合がある。
この場合、即日の借り入れは難しくなり、契約書面の往復時間が実際に借りられる時間となる。
目安として、一週間位は必要となるので、余裕を持って早めに申込みをした方が良い。
参照先:学生ローンのカレッヂ | 高田馬場の学生ローン専門店
 
個別契約と包括契約
個別契約とは、契約ごとに契約書を作成し、借り入れる契約である。
場合によっては一人の顧客で複数の契約があることもある。
これに対し包括契約とは、一つの基本契約を取り交わし、以後何度でも繰り返し使える契約のことである。
個別契約と基本契約は他の業界でも利用されるが、包括基本契約は性質上、特に貸金業者に幅広く利用されている契約形態だ。
包括基本契約を最も身近に感じるものとして、カードでのキャッシングがある。
借用書を交わしていないのにカードで引き出せるのは、その契約が包括基本契約だからだ。
もし、これが個別契約だった場合、カードの発行は受けられず、新たな融資を求める場合は改めて契約書を交わす必要があり、これは顧客・貸金業者双方にとって煩雑な作業となる。
包括基本契約は、今や消費者金融や学生ローン、銀行系カードローン、それを利用するユーザーにとって、なくてはならない存在なのである。